成功事例
近未来のスマートグリッド 家庭編♪①
ここ5年から10年には「スマートグリッド」という耳慣れない言葉が当たり前になります。
一体なんだろう?
火力・原子力発電など電力会社の「今現在の集中型発電」。
需要地の近くに分散配置して発電を行う「家庭内や近隣の分散型発電」。
2つを最新のIT技術を駆使し効率的に管理する次世代送電システム。
「賢い(スマート)」「電力網(グリッド)」を掛け合わせた造語です。
電力の供給と使用を最適化し省エネルギー化社会を実現する有力な手段。
関西圏内の家庭1200万軒を顧客に持つ関西電力。
各家庭に設置している電力量計を、通信機能を持つ新計量システム、
"省エネ見張り番"「スマートメーター」に置き換える作業を08年4月から進めている。
09年度までに40万台の取り付けが完了。
30分ごとの計量データを常時集められるスマートメーターの特性を生かし、
前日の電気使用量を1時間単位で見られる。
さらに使用量に対応する二酸化炭素(CO2)排出量なども表示。
"エネルギーの見える化"で顧客に省エネルギーを啓発している。
「今後の社会ニーズに応じて、前日の利用量をリアルタイムに表示することもできる」という。
中部電力も、近年開始する予定。
さらに進むと、テレビ画面に「1時間後に太陽光発電の逆潮流を増やして下さい♪」と、
電力会社からの依頼が表示される。
家にはホームサーバがあり家電、設備の利用状況が分かる。
設置した太陽光発電、蓄電池容量、燃料電池の発電余力を確認し、依頼を了解する。
つまり、電力会社の電力と家の発電を切り替えて制御するやり取りする構想。
楽しみですね。
詳しくは、次回4月16日の省エネコスト低減勉強会で、展示説明いたします。
