電気料金の契約変更

電力会社には、色々な契約があります。高圧受電の場合には、土日がお値打ち、夜間がお値打ち、年間平均的なお値打ちなメニューです。

電気料金の契約変更

24時間稼動の場合はメニュー変更で、コストダウンを図ることができます。

▲平均的なメニュー→タイムメニューに変更することにより、年間10万円ほど削減できた。

基本料金の見直し

請求書の内容を見てみましょう。電気料金=基本料金＋使用量料金で基本料金のウエイトが高いのが工場の特徴です。更に基本料金には効率が係数としてかけられます。効率を悪くする犯人がコンデンサーです。

コンデンサーの見直しを行うことによって力率の改善につなげることができます。

◀コンデンサーによって、例えばトランスの容量が100KVAに対して、20KVA→30KVAに効率を上げることにより5%ほど削減できました。

小規模の工場向け低圧電力の契約変更

負荷の容量か、主ブレーカ契約とどちらが得になるかを比較してみることをオススメします。
負荷契約から主ブレーカ契約へ切り替えることで、基本料金の引き下げが可能になることがあります。

導入前----
負荷設備契約10kWの自動車整備工場で電力の契約方式の見直しを行いました。

導入後----
主開閉器契約に変更後、5kWに基本料金が下がった事例です。

導入の効果----
年間5kW×1090円×0.9×12ヶ月=58860円削減となり、設備費も1年で回収ができました。

基本料金は、最大電力(ピーク)をカット

場の冷房需要や冬場の暖房需要など、消費電力の最大電力によって、年間の基本料金が変わってきます。最大電力のコントロールを行うことで、基本料金の引き下げを行うことができます。

デマンドコントロールにより、炉のヒーターのオンオフ切り替え制御を行う工事を実施。ヒーター回路を最後の5分で切るようにしたところ、年間２５万円ほどのコスト削減をすることができた。

自家発電

中古再生された、非常用発電機を夏の間のみある時間帯で稼動させて、年間100万円削減できた事例があります。
あるいは、設備製造の会社において設備の仮立上げに使用する電力源として、発電機をスポットレンタルし使用することで、ピーク電力を抑えることを行った事例もあります。